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【K01】【対面講座】

イスラム教徒とキリスト教徒の対話

~中東諸国の”統合”問題を巡って~


【曜日・時間】

金曜日14:55~16:25(90分授業)


【回数】

全10回


【開講日および予備日】

4/19、4/26、5/10、5/17、5/24、5/31、6/7、6/14、6/21、6/28(予備日:7/5)


【定員】

15名


【受講料(税込み)】

23,000円(割引適応価格:18,400円)


【講師】



元カイロ大学文学部日本学科客員教授

群馬医療福祉大学特任教授

久山 宗彦(クヤマ ムネヒコ)


東北大学大学院修了(文学修士)、名誉博士(文化学)。法政大学教授を経て、星美学園短期大学・カリタス女子短期大学 学長を歴任。元カイロ大学文学部日本学科客員教授、現在は、群馬医療福祉大学特任教授等。専攻は宗教学。「コーランと聖書の対話」(講談社、現代新書)等の著書や、アレクサンドリアのクレメンスに関する論文が多数ある。

主な著書に、「イスラム世界とコプト文化」「神の文化と和の文化」「ナイル河畔の聖家族」「イスラム世界の日常論理」「コーランと聖書の対話」 「イスラム教徒とキリスト教徒の対話」(ムハンマド・エッザト氏との共著)「エジ プト」(監修/ポプラ社)ほか。


【講座内容】

中東・北アフリカ地域では、「アッサラーム・アライクム(アラビア語)」「シャローム・レーカ(ヘブライ語)」(いずれも、あなた方の上に平和がありますようにの意)と、アラブ・パレスチナ人、ユダヤ人はそれぞれ毎日、平和の挨拶を口にしている。ところが今日、残忍なガザ戦争や自国のそれぞれに悩ましい統合問題があるため、全体としては、この地域に揺るぎない平和基盤などはなかなか築かれそうにない。それ故、この地域の大半の国では、取って代わることのできない宗教・言語を柱に、自国を何とか統合させようと努めているのが現状である。


今回はこの地域から私自身訪問した10の国を取り出して、自国の統合への努力の状況についてお話ししたいと思っている。

1 統合という言葉を使わなくてもよい(?)国:サウジアラビア

2 宗教の柱は複数あってやや複雑だが、言語の柱が一本なのでかなり安定した国:エジプト・シリア・レバノン

3 言語の柱は複数あってやや複雑だが、宗教の柱が一本なのでかなり安定した国:モロッコ

4 宗教・言語の柱はそれぞれ断絶していて、統合が極めて困難な国:イラク・イスラエル・キプロス

5 ネイティブとノンネイティブに分けられている国:ヨルダン・アラブ首長国連邦


なお、ことばの本来の意味を明らかにするため、必要に応じてアラビア語による説明も加えます。また、受講される方々のお名前のアラビア語表記などもご紹介したいと思っております。


【対象】

すべての方


【教科書】

なし(講座レジュメは講師が毎回、用意いたします。)


【受講者の事前準備物】

なし


 

こちらの講座は後期講座(2024年秋頃)の実施も予定しております。

 

受講のお申し込みの際は、「桐蔭生涯学習講座受講規約」の内容に同意の上、お申し込みフォームへお進みください。


お申し込みを締め切りました。

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