皆さまに質問です!
首や肩に違和感を感じて病院で診察してもらった結果
「レントゲンでは異常がないから、湿布と薬で様子をみましょう。」と
言われたことのある方はいらっしゃいませんか。
その後、こりが改善されたという実感もなく、痛みがでると再度湿布をもらうために病院を訪れるという方が多いのではないでしょうか。
10月1日に行われた、桐蔭横浜大学2021公開講座「肩こりの原因とその対処法」はそんな経験のあるすべての方におすすめできる講座でしたのでトラ子がレポートしちゃいます!
講師は桐蔭横浜大学 スポーツ健康政策学部教授の成田崇矢氏。理学療法士で世界水泳やオリンピック飛込競技日本代表トレーナーでもあり、NHK総合「あさイチ」などメディアにもよく出演されています。成田先生は筋膜に注目して研究をしている数少ない先生だからメディアにも引っ張りだこなんだって!
講義は
①肩こりの病態(原因)について
②実践(対策方法・予防方法)
③質疑応答
の三部構成でした。
まずは肩こりがどのようにしておこるのかを映像を交えてしっかりと学び、そして実践!筋膜にアプローチする簡単な運動を何パターンか教えていただきました。普段動かさない首、肩はゴリゴリと音がなります!
成田先生は受講生に声をかけながら様々な運動でその原因を探っていきます。
複数の運動を実践しながら大事だと教わったのは「運動時に違和感を覚える箇所をはっきりとさせること」「その解決になる運動を継続して行うこと」の2点です。一言に「肩こり」といってもその原因は様々。この運動をすれば全員の肩こりが治る!というような魔法の運動はなく、自分自身で違和感と向き合う必要があるのです。
また、印象的だったのは「肩こりの対処は社会貢献につながる」というお話。
冒頭で質問した通り、病院では薬や湿布を処方されることが多いのですが根本的な改善にはつながりません。結果医療費はどんどん膨らみ日本の概算医療費は増加する一方です。
しかし、私たち一人ひとりが運動を続け、こりを改善することは医療費の軽減、つまり大きな目で見れば社会貢献につながるとのこと。
自分自身の健康を守ることが社会貢献になるだなんて考えたこともありませんでしたが、なんだかすごいことをしているのでは!と気分も盛り上がりとてもわくわくした気持ちで運動に取り組んでいた受講生はトラ子だけではないはず!講座が終わる頃には肩もすっかりほぐれ、何か偉大なことを成し遂げたかのような達成感でいっぱいになりました。
肩こりを感じているすべての方に「社会貢献」のチャンスがあります。
毎日少しずつでも体を動かし、肩こりの改善をしてみませんか。
10月18日(月)・19日(火)放送のNHK Eテレ「きょうの健康」に本講座の講師を務めた蔭横浜大学 スポーツ健康政策学部教授の成田崇矢氏が出演予定です!
ぜひご視聴ください。
放送:NHK Eテレ「きょうの健康」(2021年10月18日 月、10月19日 火、両日とも 午後8時30分~午後8時45分)
内容:「”姿勢”を正して快適生活!」姿勢を維持する秘けつ、姿勢改善の極意
出演:成田崇矢教授(スポーツ健康政策学部スポーツテクノロジー学科)
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